プリント基板におけるインピータンス計算
計算式は「実用 マイクロ波技術講座 理論と実際 第1巻《 に掲載されている物を使用します。
著者 工学博士「小西良弘《 発行所 ケイラボ出版 http://www.quest.co.jp/koni/top.html
                                           発売元 日刊工業新聞社
インピータンス計算式も、何種類かあります、インピータンス測定や、断面の測定等のデーターをお持ちの方は、
本書の計算結果と比較を行い、精度の良い式を選択するのも良いでしょう。
このファィルでは、マイクロストリップ、ストリップについて、計算式、計算例をご紹介します。
その他のタイプについては、本書を購入してください。コプレーナ、エッジカップリング等その他減衰率等基礎か
説明してありますので、基礎を理解されていれば、計算式が無い物も基礎より計算式を導き出す事も可能です。
マイクロストリップライン
本書には、M.V.Schneider と Grunberger,G.K の2式が掲載してありますが、M.V.Schneidrの式を
を紹介します。 M.V.Schneider ”Microstrip Line for Microwave Intergrated Circuits”
B.S.T.J,pp.1421~1444 May*June,1969.
目標インピータンス 50
計算値 63.464
比誘電率は真空の誘電率 8.854×10
-12[F/m]
を1した誘電体の比率です。
単位は mm
基板設計上は、厚み方向は、基板材料や、目標
導体間距離(誘電体の厚さ) 0.2
mm
銅箔の幅 0.2
mm
銅箔の厚さ 0.035
mm
比誘電率 4.7
とする基板厚さ、メッキの回数で決まりますので、
銅箔の幅でインピータンスを合わせます。
目標とするインピータン値も入力して、目標値の
値を得る為の銅箔の幅を算出する事をやって
マイクロストリップラインのインピータンス計算の関数
見ました。
pfrm0001.png
実効比誘電率
真空中のインピータンス
の計算
マイクロストリップのインピータンス
マイクロストリップのインピータンス
目標のインピータンス値を得るためのパターン幅計算の関数
パターン幅を0.0001毎にアップ、又はダウン
ループ回数が多い場合は、 ofset値を大きく。
ループ回数 2000 は収束しない場合は、増やします。
インピータンスが目標より低ければ、パターン幅を細く、
高ければ、広くします。
ここでは目標値±0.01以内に入った時点又は目標に対して差
の極性が反転した時に停止します。
パターン幅の ofset の値と ループ回数は計算時間と
収束しない場合は、調整して下さい。
目標のインピータンス値を得るためのパターン幅
ループ回数が設定値を超えた場合は収束していません。
ループ回数
ループ又は、ofset値を変えて下さい。
幅0.0001刻みで目標のインピータンスに0.01の範囲に
入った時の値。
光速 m/s
目標値の場合の実効比誘電率
目標値の場合の伝送時間(1mm伝送するのに必要な時間)
単位 ps/mm