プリント基板におけるインピーダンス計算
計算式は「実用 マイクロ波技術講座 理論と実際 第1巻《 に掲載されている物を使用します。
著者 工学博士「小西良弘《 発行所 ケイラボ出版 http://www.quest.co.jp/koni/top.html
                                   発売元  日刊工業新聞社 
インピーダンス計算式も、何種類かあります、インピーダンス測定や、断面の測定等のデーターをお持ちの方は、
本書の計算結果と比較を行い、精度の良い式を選択するのも良いでしょう。
このファィルでは、マイクロストリップ、ストリップについて、計算式、計算例をご紹介します。
その他のタイプについては、本書を購入してください。コプレーナ、エッジカップリング等その他減衰率等基礎から
説明してありますので、基礎を理解されていれば、計算式が無い物も基礎より計算式を導き出す事も可能です。
ストリップライン
Wheeler,H.A.,"Transmission Line Properties of a Stripline Between Parallel Planes",IEEE Trans.Microwave
Theory Tech., Vol.MTT-26,Nov.1978,pp.866-876
Gupta,K.C.,R.Garg,and R.Chadha, Computer-Aided Design of Microwave Circuits,Artech House,Dedham,
Mass.,1981.
本書によると、
W
'
(b-t)
<10の範囲において、0.5%以下の誤差であることが、知られている。
目標インピーダンス 50
計算値 49.528
単位は mm
ベタ間の銅薄間距離(b) 0.4
mm
銅箔の幅 0.12
mm
銅箔の厚さ 0.035
mm
比誘電率 4.6
pfrm0001.png
信号はベタ銅箔間のセンター位置
インピーダンスの計算
マイクロストリップのインピーダンス計算
目標のインピーダンス値を得るためのパターン幅計算の関数
パターン幅を0.0001毎にアップ、又はダウン
インピーダンスが目標より低ければ、パターン幅を細く、
高ければ、広くします。
ここでは目標値±0.01以内に入った時点又は極性反転で
停止します。
パターン幅の ofset の値と それに対するインピーダンスの
変化率によって、 ofset ,ループ回数 の値を
決定する必要があります。又ループ回数は当初入力した幅が
目標のインピーダンスに近ければ、少なくて良いですが、離れて
いる場合は回数を増やす必要があります。
目標のインピーダンス値を得るためのパターン幅
ループ回数が設定値を超えている場合は収束していません。
ループを増やすが、ofset値を大きくする必要があります。
ループ回数
幅0.0001刻みで目標のインピーダンスに0.01の範囲に
入った時の値。
光速 m/s
伝送時間(1mm伝送するのに必要な時間)
単位 ps/mm